1950-12-07 第9回国会 衆議院 本会議 第11号
今や朝鮮におきましては、事態が急激にかわりまして、吉田内閣が最もきらつておりましたところの四大国協和に基く全面講和の時期が、その條件が、むしろ新しく生れつつあります。朝鮮事変解決のため、英仏の方面においては、四大国会議の要請が大きく取上げられる状態になつておるのであります。
今や朝鮮におきましては、事態が急激にかわりまして、吉田内閣が最もきらつておりましたところの四大国協和に基く全面講和の時期が、その條件が、むしろ新しく生れつつあります。朝鮮事変解決のため、英仏の方面においては、四大国会議の要請が大きく取上げられる状態になつておるのであります。
われわれは、現在の吉田内閣がとつておりますところの、いわゆる日本を来るべき戰争に備えるところの軍事基地にして行くような政策、そうしてそれをやるために單独講和に持つて行こうとする政策に対して、われわれは常に反対して来たのでありますが、これに対してはわれわれは四大国協和に基く全面講和の方向に行かなければならぬ。